ありがとうございました。



 本日は冬型の気圧配置のわりには風もそれほど強く無くてキャストには支障ないようでした。
明日もこのような感じで元日を迎えられればよいですが。
 本年度は、赤城フィッシングフィールドをご利用していただきまして誠にありがとうございました。
 それではよいお年をお迎えください。

2007年12月31日(月) 17:06
本日の様子12/29

H氏

桜鱒

 本日は朝あいにくの雨でしたが、雨が上がるとシャケットを脱ぎたくなるようなポカポカ陽気でした。魚も浮いていて表層の釣りが楽しかったようです。
常連のH氏が昨日の状況とコラムを寄せて頂きました。いつもありがとうございます。Hさん今年1年ありがとうございました、また来年もよろしくお願いいたします。

『ミッジの釣り』

12月28(金)。曇り。微風。
朝8時半、釣りを開始。水は若干濁りあり。
今年も余すところ僅か。約1年の間、この池に通い、多くのことを経験した。
見える魚を狙って釣るサイトフィッシングに、よりスリルを感じる小生にとって、強風で水面が波立ち、魚が見えない場合以外は、ドライフライ、フローティングニンフあるいはこれに類したフライを使っての釣りが専らであった。

 今のシーズンはミッジサイズのフライを使っての繊細な釣りである。暖かい日に、池の上を飛んでいるのは、ユスリカよりももっと小さな、飛翔型のアブラムシ(アリマキ)のような虫。
フライは28〜30番でも大きい位。でも、これより小さくするのは無理。ミッジの釣りに詳しい諸先輩方に、当たり前と笑われるのを覚悟の上で、これまでの試行錯誤を通じて理解したことを整理してみた。

1.ロッドは長くて適度な柔軟性を持つもの

 上記サイズのフライではティペットを6.5X(2.5ポンドテスト)とか7X(2ポンドテスト)くらいに細くしないとフライの姿勢が安定しないし、食いも悪い。
また、フッキングした際に、フライが極めて小さく、しかもバーブレスのため、刺さりが浅くバレ易い。
魚が首を振り、あるいはジャンプする時のショックを吸収するために、ロッドは硬すぎず、柔らかすぎず、適度な柔軟性を持つものが良い。曖昧な表現であるが、どちらかといえば通常より柔らかめということになる。また、長めのロッドの方が魚を深く潜らせずに、早く浮かせられる点で有利である。

2.ロングキャストはしない

 藻が多いこの池で繊細な仕掛けで釣るには、ロングキャストはしない方が無難。折角フッキングしても、藻に潜られたら、フライを失うか、バレルかのどちらかである。
それに、短距離の方がフッキングした時、長いロッドの長所が生きる。この池では、よほど混雑していない限り、岸のすぐ近くにまで魚がいる。こういうところにいる魚は殆どスレッカラシではあるが、フライさえ合えば、結構食わせることができ、また、面白い。
そのためには、魚を驚かさないよう、必要以上に岸には近づかず、キャスティングはゆっくりと。フォールスキャストはしない、というより必要ない。

3.フライは見えなくてもなんとかなる

 28〜30番くらいのフライは著しく視認性に劣る。ミッジフライを使い始めた頃はフライが見えないと釣りにならないと思い、必死でキャストしたフライを探した。
しかし、最近ではフライが見えなくてもそれほど気にならなくなった。止水では、キャストしたときフライが落ちた波紋で、その位置を覚えておく。
その辺りでの魚の動きを見ていると、フライを咥えたかどうかが分かる。魚が見えなくても水面を見ていれば、波紋ができるなどの変化があるので何となく分かるものである。
 フライが浮かんでいなくても気にしない。水面直下にさえあれば、同様にして、バイトしたかどうかが分かる場合が多い。また、フライをキャストした場所が分からなくても、フライが落ちた場所の大雑把な見当はつくものである。その辺りをぼんやりと眺めていて、波紋が立ったり、水面が盛り上がったりしたら、バイトがあったものと思って、ロッドを立てる。もちろん、空振りの場合もある。流れがあるところでは、その速さと方向に応じてフライの動いて行く位置を予測する。

4.合わせはしない

 細いティペットでは、強い合わせをすると殆どの場合、合わせ切れする。また、フックが小さいので口の皮が切れ、若干の手応えはあるにしても、フッキングしない。運良くフッキングしても魚が驚いて走ってしまい、取り込み中にティペットが切れることが多い。
このサイズではフックは充分に細くて刺さりやすいので、ロッドをゆっくりと静かに立てるだけで充分である。この方が魚を驚かさないし、深く刺さるようである。
魚がフライを咥える動作をし、さらに水中に潜って行くような状態になっても、かなりの確率でフッキングする。
多分、フライが小さく、ティペットも細いので違和感を持たず、一旦、口にしてしまえば、直ぐには吐き出さないのであろう。取り込みの際にも、驚かさなければ意外とおとなしく寄ってくれる。オーバーな言い方をすれば、泳いでいるうちに、自分でも知らずに岸に寄ってしまったというような取り込みが理想的である。

5.針はずしは絶対に必要

 極小のフライは糸の張りがなくなると自然にはずれることが多い。それでも刺さっている場合では、手で摘んではずすのは困難である。市販のフォーセップを用いたのでは、殆どの場合、デリケートなフライを潰してしまう。小生はオーナーからいただいた、径5ミリのアルミチューブの先端にスリットを入れたものを針はずしとして使用している。口の端の刺さったフライは勿論、口の奥深く刺さっている場合でも、魚を傷めず、容易にはずすことができる優れものである。



 さて、本日はウェイトを巻き込んだ12番の黒いエッグタイプのフライを落とし込む方法で釣り始めたが、入れ食い状態になってしまった。ニジマスを10匹くらい釣ったところで、ミッジサイズのフライに替え、サクラマスを狙った。
28〜30番の先を刈り込んだ、カディスというよりもビートルのように見えるフライと、バックフロートフライを使った。
どちらも食いが良く、3時くらいまでにサクラマス、約20匹。最後に、この一年間、お世話になったオーナー及び色々とご教示をいただいた、この池の常連の方々に感謝。

きのこの大好きなHさんへ(ヒラタケ・食、白樺の薪に生えていました)

2007年12月29日(土) 14:22
本日の様子12/25





本日は昨日の風が嘘のようになく穏やかですが、薄曇りで肌寒いです。
 この時期、温かい日や雨の日は地面の霜が溶けあちこちでぬかるみますので、長靴のような履き物でお出かけください。
桜鱒の成長も早いもので放流した魚に40センチ位のも混じるようになりました。
 年末の放流予定は29日と30日を予定しています。魚種は未定です決まり次第カレンダーに掲載します。
 年末年始の営業予定は本日から年明け1月9日まで無休ですよろしくお願いいたします。

常連のH氏が昨日の状況とコラムを寄せて頂きました。いつもありがとうございます、そして感謝しています。

『ドクヤマドリを食べた話』
 12月24日(月)。雨のち晴れ。強風。朝8時半、釣りを開始。水は若干濁りあり。

 今夜はクリスマスイブ。サンタクロースは来ないけれど、休業日には散歩の途中に必ず立ち寄るこの池は、四季折々、様々な有形無形の恵みをプレゼントしてくれた。
 
 あれは確か梅雨の晴れ間であった。いつものように池の周りを散歩していた。少し離れた木立の下の薄紫色が目に付いた。何だろうと近寄ってみると、コムラサキシメジの群落である。
 オーナーが汗水流して除去し、積んでおいたカナダモを栄養源として成長したらしい。少々老成しているが、まだ食べられそうである。
 早速、採取して持ち帰り、油炒めにして夕食のおかずとなった。特別美味いキノコではないが、結構食べられる。
 今でこそ、「キノコ中毒なんぞになるのは、中途半端な知識で判断するからだ」と、キノコのことは何でも知っているような顔をしているが、実は若き日に一度だけキノコに中毒したことがある。

 30年ほども前のことである。小生の職場は、数万坪の広大な敷地内にあり、太い藤蔓が絡んだ雑木林や白鷺の群落、尺を超えるフナやライギョが群れる池など、大自然がたっぷり残っていた。
 不真面目な動機であるが、小生がここを職場と決めたのは、学生時代に見学に行き、恵まれた環境に惚れ込んだためである。
 季節の恵みも素晴らしく、春には、フキノトウ、コゴミ、タラの芽、秋には胡桃、ギンナンやヒシの実など。中でもキノコは種類も多く、キクラゲ、ヒラタケ、ハタケシメジ、ハツタケ、コガネタケ、ナラタケ、ナラタケモドキなど枚挙にいとまがない。
 それに、小さいながらもマイタケまで取れた。そこいらの荒れた山に行くよりも、はるかに多くの収穫があった。

 ある秋の日の早朝、職場の芝生に沢山のキノコが生えているのを見つけた。数種類あったが、皆、イグチの仲間である。
 イグチとはアミタケやアワタケのように傘の裏が網状、または泡状になっているキノコ類。その頃、小生が頼りにしていたキノコ図鑑によれば、「イグチの仲間には毒キノコは一つもない」とのこと。
 そこで、確実な同定をしないまま、数種類のキノコを汁物にして食べた。ところが見事にあたったのである。
 食べて1時間くらいの後に胃が、翌日には腹の調子がおかしくなった。幸い、大量に食べなかったため、軽い中毒だけで済んだ。
 しかしながら、どのキノコが毒であったのかは全く不明であった。

 話は、それから、20年後に飛ぶ。分厚いキノコ図鑑を何気なく眺めていた。比較的新しく発刊された図鑑である。
 その中のドクヤマドリというキノコの写真が目に止まった。
 傘の肉が分厚く、軸の根元がふっくらして、如何にも美味そうなイグチである。
 解説に曰く、「日本には毒イグチがないといわれてきた。(以下にこの本の著者と思われる5人がこのキノコを食べて中毒した話が書かれ、さらに続けて)過去に中毒例がないから、といってその属のきのこなら安全などという誤った考え方は絶対にもってはならない」と結ばれている。
 昔、小生が中毒したのは、このキノコだったのではないか。以前用いていた図鑑の、「イグチの仲間には毒キノコは一つもない」などという断定的な表現のおかげでキノコ中毒になったことに、今更ながら腹が立った。
 しかし、斯界の権威5人もが、このキノコの中毒になったことを考えれば、あの図鑑の著者も、「まあ、許せるか」と、妙に納得してしまった。
 しかし、この中毒事件は、喩え、その道の専門家といわれている人の言う事でも絶対に鵜呑みにするな、という貴重な教訓になったのである。

 ところで、数年前に、スギヒラタケによる中毒が数件、報じられた。このキノコはスギの切り株に生える、白くてやや小さく、平たいキノコで、収量も多いため、小生も秋に新潟へイワナ釣りに行く度に取ってきていた。
 全く安全なキノコとして知られていたので、まさに寝耳に水の驚きであった。恐らく、突然変異により毒性に変じたものであろうが、数箇所で同時に毒性の獲得が起こるというのは信じがたい。
 恐らく、一つの株から胞子で増え広がったものであろう。SF的な発想かもしれないが、人類の身勝手な生態系破壊に絶えかねた自然(本当は人類もその一部なのであるが)が防衛策を取り始めたように思えてならない。


 本日は風が強く、波立ちが激しかったため、サイトフィッシングは殆ど不可能な状態であった。22〜26番のフライを沈めて、極小のインディケーターであたりを取った。3時頃までに10匹以上掛けたが、ばらしと糸切れを連発し、釣果はサクラマス3匹のみ。



2007年12月25日(火) 09:24

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