本日の様子 1/27



常連のH氏が昨日の状況とコラムを寄せて頂きました。いつもありがとうございます。

『目からウロコ』

1月26日(月)。晴れ。風が強い。午前9時、釣りを開始。

経験を通しての学習というのは、同様な事態に直面したときに物事を速やかに処理する上で極めて有用である。
また、もっと有用な方法を他人から、あるいは書物から学習すると今度はそちらが優先され、それまでの古い知識や経験は大脳の奥のほうに押しやられて行く。

その結果、これまで経験したことがない事態に遭遇したとき、最新の知識が却って邪魔をして、解決策の発想が制限されてしまう。
脳がフレキシビリティーを失い、がちがちの石頭になってしまったためである。

つまらない前置きはそれくらいにして。

我が家では冬の間、薪ストーブを使う。燃料の薪の多くはほとんどがもらい物で、細いものも太いものもある。
ストーブで燃やすためには、チェーンソーで40〜50cmに玉切りし、さらに、ストーブに入らないような太いものはいくつかに割らなければならない。


この薪割が結構、重労働である。特に枝があった部分や根に近い部分は簡単には割れない。
薪割りには日本式の刃が鋭い斧を使っていたが、うまく割れずに、食い込んでしまうと外すのが一苦労であった。

ある時、薪割りの道具について、知人から耳寄りな話を聞いた。それは輸入品であるという。
カタログを見せてもらうと、刃物というよりも鉄製の大きな楔に柄がついたものである。重さは3〜4kgある。

購入して試してみると、確かに太い薪でも良く割れる。食い込んでも、外すのが簡単である。なるほどと思った。

これまで使っていた斧は木を繊維に対して直角方向に切る、つまり、木を切り倒すのに適している。
しかし、購入した薪割りは木を縦方向に割るのに適しているのである。


それでもこの薪割りは万能ではなく、直径が40cmを超えるような太い丸太には、歯が立たなかった。
チェーンソーで縦方向に切るのもかなり大変な仕事である。いつだったか、アウトドアー雑誌で見た電動薪割り機が欲しいと思った。


さて、小生の散歩コースに小型の犬を何匹も飼っている老人の家がある。
散歩時には何時もその家の前で、犬達に挨拶をするのが習いになっている。
その家では、薪ストーブを使っているらしく、老人は、時々、建築廃材を丸ノコで40cmくらいの長さに切っていた。

たまたま、その老人と立ち話をする機会があった。薪の話になったとき、彼は太い松の木を切ったので、それを薪にするため割ったのだと言う。

なるほど、納屋の壁に割ったばかりの、長さ70〜80cmの木が数本、立てかけてあった。

これだけの長さの太い松の木を割るには電動式の薪割り機しか思いつかなかった。

しかし、この老人がそのような道具を使うとは思われない。そこで、「どうやって割ったんですか」と聞いてみた。

すると、「××を使って○○で割ったんさ!」と言う答えが返ってきた。
××と○○の意味が理解できなかった小生は、さらに質問を繰り返し、××は鉄製の楔、○○は大きなハンマーであると推測した。

老人はさらに、その実物を見せてくれた。推測どおりであった。目からウロコが落ちた気がした。

そういえば、大きな石を割るとき、楔とハンマーを使うではないか。さらに、昔は木の板を作るときに楔とハンマーを使ったという話を思い出した。

電動薪割り機しか思いつかなかった小生の頭は、恥ずかしながら、相当硬くなってしまっていたようである。


早速、老人に教えられたホームセンターに行ってみた。なるほど、老人の家にあったものと同じものが売られていた。

そこで、長さ20cmくらいの楔を2個、ハンマーは、重さ4kgで、柄が長いものと短いものとを入手した。

家に戻って試してみた。根に近く、これまで薪割りでは歯が立たなかった丸太も割合簡単に割ることができた。
これからは、割れずにその辺に放り出してあった丸太も燃料として有効に使うことができる。しめしめ。

目からウロコの知恵を授けてくれた老人に感謝!


さて、ここ数日、冷え込みと風が激しい。

強風で水が攪拌されるためか、水の透明度は先日よりも若干落ちていた。
岸近くを泳ぎ回る魚の姿は沢山見えるのであるが、全くフライに関心を示さない。

時折、深場の水草が茂り始めた辺りで魚が反転するのが微かに見えるのであるが、これらもあまり食い気がないらしく、インディケーターを付けた釣りを試みても、全く当たりがない。

あるいは、食いが渋かったので当たりが分からなかったのかもしれない。

午後4時過ぎになって、今日はボウズがと思いかけた頃、時々、風が止んだ。魚の動きも若干活発になったためか、水面下、50〜60cm(多分)のところを泳ぎ回るのが、良く見えるようになった。

早速、いつもの手抜きフライを魚の前方にキャストして引いてみる。

すると、目敏くフライを見つけ、浮上してきた。さらに速くフライを引いて誘うと、ジャンプしながら食ついてきた。

素早く合わせて、型の良いサクラマスを一匹ゲット。同様にして、見える魚を狙ってキャストしては引く。

魚との駆け引きを楽しみながら、型の良いサクラマスをさらに4匹ゲット。まだ釣れそうではあったが、4時半になったので切り上げた。



2009年01月27日(火) 07:56
本日の様子 1/15



ここ2,3日で透明度もだいぶ良くなってきました。
あさの冷え込みもきつく水温が7℃代に下がりました。

常連のH氏が昨日の状況とコラムを寄せて頂きました。いつもありがとうございます。

『まきムシ』
1月14日(水)。晴れ。風はほとんどなし。

午前9時分、釣りを開始。

水はやや緑色を帯び、澄んできた。よく見ると、池の底に水草が成長し始めているのが分かる。
岸近くの魚の動きが良く見えるようになった。


まきムシとは薪の中にいる虫のことである。
虫の図鑑を調べても出ていない。なにしろ、小生と孫娘とでつけた名前だからである。

赤城山の中腹にある我が家では、寒い季節になると薪ストーブを焚く。
11月から翌年の3月頃までに燃やす薪は、かなりの量になる。そのため、毎年、薪の確保に気を使う。殆どはもらいものである。

入手できる木の中で、コナラ、サクラなどは、最も火持ちが良く、上等の部類に入る。次いで、リョウブ、シデ、ミズキということになる。マツ、スギなどの針葉樹は、燃やしたときに煤が多く出るので、原則として用いない。


これらの木は、手に入り次第、チェーンソーで長さ30〜40cmに切って薪小屋に積み上げ、乾燥させておく。直径が25cmを超えるような太いものは、木が適度に乾き、ひび割れが入った頃に割らなければならない。
時々、割った木の中に、数mmから5cmくらいの、白くて、頭が茶褐色のやや平たい芋虫のような虫が、穴を穿って潜り込んでいる。

その皮膚はやや硬めで艶やかであり、口の両端には薪を齧るための牙のような歯が生えている。

何時だったか、薪の中からカリカリというか、キリキリというか、薪を齧る音が聞こえてきたことがあった。意外と大きく、しかも、何本かの薪から同時に。


山小屋の中に積み上げられた薪を、沢山のまきムシが齧る音が、漣のように聞こえる様子を書いた山のエッセイを読んだことがある。

生糸を取るために飼っているカイコが桑の葉を食べる音でさえ、ざわざわと聞こえるそうである。
沢山のまきムシが、一斉に食事をしている音はさらに壮観であるに違いない。一度、聞いてみたいものである。


虫の正体については確かなことは言えないが、恐らくカミキリムシの幼虫であろう。
ちなみに、我が家の辺りにはカミキリムシが多い。

大きさ、形、色、様々のものが居り、一大コレクションができそうである。
そのため、植え付けた果樹、中でもカミキリムシの大好物のイチジクなどは、すぐに枯らされてしまう。


それは、新潟に嫁いだ娘が孫娘を連れて遊びに来ていた時のことであった。
ストーブに焚くための薪を割っていると、中から例の虫が出てきた。それも、大きいものだけでも、5、6匹はいる。

早速、当時、小学校低学年だった孫娘を呼んで見せると、「まきムシだ。可愛〜い!」と言って、掌や頭に乗せて遊びだした。


大方の虫は大丈夫だが、芋虫だけは大の苦手の女房は、孫娘が自分の所にまきムシを持って来ないか、しきりに気にしている。


「お土産に持って帰る?」と聞くと、孫娘は「うん!」と頷く。

2、3才の頃に女房の実家に遊びに行っていて、カイコを口に入れ、危うく食いちぎりそうになった娘(今では、孫娘の母親である)も、「そんな虫、持って帰ってもすぐに死んでしまうから、置いて行きなさい!」と、しきりと孫娘を説得している。


置いていっても、どっち道、死んでしまうことは同じである。
結局、まきムシ達は新潟に行き損ねた。
シーズンならば、ヤマメ釣りにつかうのに。既に渓流は禁漁期に入っている。仕方なく、鶏の餌にした。


さて、本日は、一段と冷え込みが強く午前中は水面に魚の姿が見かけられなかった。
そこで、常連でインディケーターを使う釣りの名人Y氏からいただいたフライを真似て作ったフライを使って、教わったとおりの釣り方を試みた。

本物のフライには及ばなかったものの、十匹くらいは釣れた。

その後、フライをキャストしては引く釣りに切り替えた。

午後2時半くらいからのライズを集中的に狙い、十数匹を釣り上げた。まだまだ、釣れそうではあったが、午後4時に切り上げた。


本日の釣果は25匹程度。その殆どがサクラマスであった。


2009年01月15日(木) 09:49
本日の様子 1/6



常連のH氏が昨日の状況とコラムを寄せて頂きました。いつもありがとうございます。

『魔法のルーペ』
1月5日(月)。晴れ。やや風あり。

正午、釣りを開始。水は濁り気味。

ネットオークションで面白いものを見つけた。
商品名を見ると「USBマイクロスコープ」とある。説明によれば、パソコンのUSBポートに接続して使うペン型のカメラ。

さらに、このカメラで撮影した、頭髪の生え際、カブトムシの角などの画像が載っている。
倍率はパソコンのモニターサイズにもよるが25倍くらい。マイクロスコープ(顕微鏡)というよりも、やや倍率が高いルーペ(虫眼鏡)である。

それでも、1mmの物体が、パソコン画面上で2.5cmになるということではないか。これは素晴らしい。


早速、入札してみた。幸運なことに、ディスカウント価格でネット通販している店の値段の半額以下で落札できた。

カメラには、パソコンに接続して使用できるようにするためのCD-ROMドライバーが付属している。説明書も付いているが、簡単すぎて、あまり役には立たない。

このカメラで撮影した画像が載せてあるからには、画像取り込みの機能があるに違いない。

初期画面のメニューを見ながら、いろいろと試してみる。こちらの方はすぐに分かった。

さらに、動画の取り込み機能も付いているとありがたい。試行錯誤しながら、さらにメニューを調べてみると、あった、あった。AVIファイルでの取り込みが可能ではないか。

不親切なことに、こんなことは、ネットオークションでの商品の説明にも、付属の説明書にも全く書いてない。それでも、落札価格が非常に安く済んだので、文句をいう気は、さらさらない。


ご存知のように、動画というのは動きが少しずつ違う、静止画像の集積である。
その中の最適な一枚を切り出せば、小さい生き物のダイナミックな動きの一瞬が写真として得られるということである。
また、動きの一部始終をビデオ映像としてCDに焼き付けて残すこともできる。


まさに、魔法のルーペ!

実は、小生、頭髪の生え際などには、全く興味はない(というよりも見るのが怖い)。しかし、前々から見たいと思っていたものが山ほどある。

先ずは、赤城FFの釣り池にも、わんさかいるヨコエビ。大きさは1〜2mmくらいである。

多分、甲殻類の一種。エビと名がついてはいるが、よく見ると、形も動きも大分異なる。どうやって泳いだり、歩いたりするのか、観察したら面白そうである。


次に、ブラインシュリンプの幼生。昨年の春、塩水中で孵化させては、金魚の稚魚の餌として使用したが、肉眼で辛うじて見えるくらいのサイズ。

小さすぎて、形も動きもよく分からなかった。親虫は1cmくらいのサイズになる。

その卵は外国からの輸入品であるが、小生が子供の頃には、どこの田んぼにもいたホウネンエビやカブトエビと同じ仲間のようだ。

これもエビと名がついてはいるが、形も、動きも、大分異なる。多数の腹足を使って背を下にして泳ぐ。


その他にも、金魚の卵の中で目や体ができ、さらには、稚魚が殻を破って出てくる様子。

赤城FFで見た、細い糸状のユスリカの卵と、その孵化の様子。孵化したばかりのカゲロウの幼虫とその動き。
乾燥、高線量の放射線、絶対零度の低温、150℃の高温などの極悪条件下でも生存できるという、驚くべき能力を有する微小生物クマムシ(若い頃、顕微鏡下で偶然見つけたことがあるが、残念ながら、撮影はできなかった)など、見たいものは山ほどある。


さまざまなミクロな生き物の動きを撮影して小ビデオ集でも作ろうか。
子供のように、空想はどんどん広がる。(我ながら、単細胞!)


さて、本日。魚達は水中深く潜っているのか、水面付近に姿が全く見えなかった。時々、岸近くを回遊したり、あるいは、うろうろしている魚がみかけられるのみ。

そこで、とにかく、当てずっぽうにキャストしては引く、の繰り返しで攻める。

稀に当たりはあるものの、いつもの細身のフックではなく、太くて大き目の手抜きフライ(ユスリカニンフ、というよりラーバ?)を使ったためか、うまく合わせられなかった。


こんな具合で、4時近くまで、全く釣れず。今日はボーズかと思いはじめた頃、所々でライズが始まった。

いつもよりずっと疎らなライズを目掛けてフライをキャスト。それでも、立て続けにヒット。4時半に切り上げるまでに掛けた魚は5匹。

皆、丸々と太った良型。キャストしては引く、の繰り返しも、これで十分に報われた。

ちなみに、インディケーターをつけてルースニングしていた人達には、よく釣れていたようである。


2009年01月06日(火) 08:52

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