本日の様子 2/224



常連のH氏が昨日の状況とコラムを寄せて頂きました。いつもありがとうございます。


『フライフィッシングとナンパ』

2月23日(月)。雨のち晴れ。風ほとんどなし。水はやや濁りあり。

午前9時、釣りを開始。

これまでバックフロートフライやドライフライなどの水面に浮くフライを使った釣り、沈むフライを使用する

インディケーターを使った釣り、フライをできる限り遠くにキャストして引く釣り、色々試してみた。

ようやく、自分が一番楽しめる釣りスタイルを見出した。
サクラマスを多く放流している、ここ赤城FFならではのスタイルである。

それは表層付近を泳ぎまわっている魚を見つけては、細いフックに巻いた手抜きフライのユスリカピューパ(というよりもラーバ)をキャストして引く方法である。

できれば、近場にいる魚が良い。あまり遠いと魚の挙動が読めないためである。


今の時期であれば、水温が高く、魚達が表層付近を活発に泳ぎ回っているときが最高である。

一方、水の濁り、強風、急激な気温低下の時は最悪である。しかし、このような悪条件下でも丹念に探せば意外と表層に上がってきている魚が見つかるものである。

表層にいる魚でも、じっとしている魚、ヨタヨタと泳いでいる魚、時々狂ったようにジャンプする魚は駄目。活発に泳ぎ回る魚が良い。数匹の群れならもっと良い。

ターゲットになる魚を見つけたら、その前方にフライをキャストする。
キャストが下手な小生は、多くの場合、的を外してしまう。魚の後方や真上にフライを落としてしまったりする。
首尾よく狙ったところにフライをキャストできたら、泳いでくる魚の少し前を横切るようにタイミングを調節しながら引く。

魚がフライを見つけ、追い始めたらその顔色を窺いながら、引く速度を加減する。

使用しているフライは細身で軽いため、水面近くを移動するので、時には、魚が波を立てて追ってくるのが見える。
薄暗くなって魚体が見え難い場合でも、この波が見えることもある。小生はこれを追い波と呼んでいる。その様は、まるでジョーズのミニチュアである。

魚が速度を上げ、追い波がぐんと盛り上がる。スリルの絶頂。時には銀色の魚体がジャンプ。
上がる水しぶき。近場なら、大口を開け、フライを咥える様子が手に取るよう。これが、合わせ時。

タイミングを外すとフライは直ぐに吐き出される。ロッドに、ずん!と重みが伝わる。そして、慎重に取り込み。静かにリリース。会心のひと時。

パソコンでは味わえないリアルなゲーム。魚には迷惑であろうけれども。


さて、この釣りをしているときに、不謹慎ながら、こんなことに気付いた。
この釣りは若い男の子が女の子を誘う(逆の場合も多いらしいが)、ナンパと呼ばれる行為にそっくりではないか。幸か不幸か、小生は未だにこれを実践したことがない。

初めのうちは、若い女の子を見つけると(時には予想に反して、かなりひねていた、などということもあるらしい)、餌(必ずしも、物とは限らない、甘い誘惑という手もある)を見せびらかしながら、手当たり次第に声を掛けてみる。
しかし、大抵は見向きもされず、振られる。

経験を積み、次第に目が肥えてくると、ひっかかりそうな女の子を容易に見分けられるようになってくる。こうなると、ナンパはかなりの確率で成功する。

かくして、釣り上げられ、リリースされ、餌が偽物だったことを知ったサクラちゃんは、憤然とした面持ちで帰って行くのである。


戯言(ざれごと)はこれくらいにして、本日の状況。
ここ数日、強風によるターンオーバーで水質が悪化し、魚の活性が相当低下していた。
本日は午前中、雨が降ってはいたが、魚たちは、かなり活発に泳ぎ回り、時折、ライズも見られた。魚の状態はかなり回復したようで、好釣が期待できた。

早速、いつものフライ(14番)をキャストとして引いてみるが、なかなか追ってこない。午前中に何とか3匹ほどを釣り上げた。


午後になって、ライズが活発になったが、キャストしたフライに対する反応は今一であった。
常連のH氏が採取した胃の内容物を見せてもらったところ、殆どが羽化直前のユスリカピューパであった。サイズは24番以下と思われた。

早速、フライを24番に変えたところ、バイトするが、軽く合わせただけでも、ばれてしまう。
同様にして3匹をばらしたところでフライのサイズを20番に変え、ようやくフッキングに成功。

日が翳って、魚がフライをよく追うようになったので、サイズを14番に戻した。薄暗くなるまでに、さらに何匹かを追加。午後5時少し過ぎに切り上げた。


釣果はすべてサクラマス。12匹程度であったが、久しぶりにゲーム感覚のサイトフィッシングを満喫できた。

2009年02月24日(火) 07:27
本日の様子 2/5



雨の後に、池がターンオーバーを起こした様子で、植物プランクトンが発生して濁りがきついです。
朝一、その影響で活性が低いです。


常連のH氏が昨日の状況とコラムを寄せて頂きました。いつもありがとうございます。


『イワナのようなヤマメ』
2月4日(水)。晴れ。風は比較的穏やか。

水は濁りあり。表層の魚が見えるのみ。午前8時半、釣りを開始。

若い頃、職場の仲間とイワナ釣りに通った。専ら、魚野川の支流であった。
それは餌釣りからFFに転向して間もない頃のことであった。当時使用していたフライは殆どがドライで、16番か14番のパラシュートタイプであった。

その日はフライをキャストしてもイワナが殆ど出てこなかった。しばらく釣り上った後、水深が1mくらいのゆったりとした流れの岸際に何気なくフライをキャストした。
すると、底のほうからゆらゆらとイワナが浮上してきた。さほど大きくはない。22、23cm程度であろうか。

ようやく出てきたイワナである。フライを咥えるのを待ちきれず、思わず早合わせをしてしまった。

イワナは、「ん?」というような感じで辺りをきょろきょろと見回した(ように見えた)。その人間臭い仕草に思わず笑ってしまった。

イワナというのは時々、こんなひょうきんな挙動を見せる。そうこうするうちに、そのイワナは、また、底のほうに潜っていってしまった。

気を取り直してもう一度キャスト。また、同じイワナが浮上してきた。
今度は、フライを咥えるのを待って、しっかりとフッキング。その日初めての釣果であった。

話は変わる。

一週間ほど前のこと。午前中の用事を済ませ、午後から赤城FFに来てみた。ここ数日続いていた厳寒の日から一転して、その日は小春日のように暖かかった。
その上、風も殆どない。予想通り、魚達は上層を活発に泳ぎまわっていた。時折、ライズも見られた。

早速、いつもの手抜きフライを結び、目をつけた魚の前方にキャストして引く。初めて使う8.5Xのティペットが、この池の元気なサクラマスに耐えられるかどうかのテストのつもりであった。
ロッドは柔らかめのグラスファイバー製のパックロッド。6フィート9インチの藪沢用である。

3番ライン用であるが、あいにく、そのラインは持っていなかったので、4番ラインで間に合わせた。

サクラマスは直ぐに、バイトしてきた。軽くロッドを立てて、慎重に取り込み。その後、同様にして数匹の取り込みに成功。

細いティペットの意外な丈夫さに感心した。ただし、魚の動きが良く見えなかった場合では、フライを咥えたのに気付くのが遅れ、慌てて合わせたため、ティペットが切れることがあった。

結果的には、魚がフライを咥える様子が見える条件下であれば、この太さのティペットでも問題ない。
35cmくらいのサクラマスでも取り込めそうであった。

ただし、流れが激しい場所で走られたら、多分、切られるであろう。また、引きが重いニジマスでは35cmあると、走りを止められず、切られてしまいそうである。


魚達との駆け引きを楽しんでいるとき、岸近くまでフライを追ってきた一匹のサクラマスがいた。
パシャッ!という軽い水しぶきに合わせて、軽くロッドを立てた。

フッキングしなかった。そのサクラマスは「アレッ?」というような仕草をすると、たった今、食い損ねた虫(フライ)を探し始めた(ようにみえた)。

「この魚は確実にフッキングできる!」。 そう確信し、再度、フライをキャスト。
しかし、また、食い損ね。岸から2〜3mのところで、まだ、食い損ねた虫を探している魚の近くに、もう一度、キャスト。今度はしっかりとフッキング。

このサクラマスを取り込みながら、若い頃に見た、イワナのひょうきんな仕草を思い出して、思わず笑ってしまった。

しばらくして、もう一匹、同じような仕草を見せるサクラマスがいた。こちらは2度目のキャストでフッキング。

イワナと違い、ヤマメは一度失敗したら二度と姿を見せないというのが常識と思っていた。
しかし、ヤマメ(サクラマス)でも、イワナと似たような仕草をする魚達がいることを初めて知った。

気候が良かったのか、ティペットを細くしたのが良かったのか、恐らく、その両方であったと思うが、魚達との駆け引きを十分楽しんだ上に、サクラマスの、イワナのような面白い仕草を見ることもでき、ここ数週間の内で最高に楽しい半日であった。


さて、最後に本日の釣りの話。

ここ数日、強風で水が攪拌されるためか、水の透明度が大分落ちている。勿論、一時的なもので直ぐに回復すると思うが。

表層に魚の姿が見当たらないので、やむなく、インディケーターを使った釣りでスタート。直ぐに当たりが来て、サクラマス一匹をゲット。しかし、その後、全く当たりなし。

昼近くなって、ようやく、魚が表層に姿を見せ始めたので、いつもの手抜きフライを使ったサイトフィッシングに切り替える。

ユスリカのハッチが始まったらしく、振り向き様、ジャンプするようにバイト。サクラマス数匹をゲット。

しかし、ハッチはすぐに止んでしまったらしく、辛うじてフライを追ってくる魚も、途中でターン。

ところが、4時半過ぎになって急に食いが立ってきた。いつもに較べてライズが特別多いというわけではなかったが、目を凝らして見つけた魚に向かってキャストすると、これまで沈黙を守り、フライに見向きもしなかった魚が、面白いように追ってくる。

しかも、60〜70パーセントの確率でバイト。いつもは4時半には上がってしまっていたが、夕闇が迫ると魚がこんなに大胆になることに今更ながら驚いた。

まだまだ、釣れそうではあったが、5時前に上がる。釣果はサクラマスのみで十数匹。
これからはもう少し遅くまで粘らなくては!

2009年02月05日(木) 07:34

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